タイで有名な動物といえば「象」を思い浮かべる人が多いと思います。
タイでは身近に象と触れ合える施設があり、象乗り体験なども出来ます。
大きな体に優しい目をした象は、観光客に大人気。
今回は、観光地等で象と触れ合う際に役立つ、タイの象の基本情報をご紹介したいと思います。
目次
タイの象とは?
象はアジア象とアフリカ象の2種がいますが、タイにいるのは、体の小さなアジア象です。
頭から尻尾までの平均的な身長は5〜6.5m、体高は3m、鼻の長さは2〜2.5m、体重は4t。
寿命は80〜100歳とされ、現役として仕事に携われるのは20〜50歳くらいまでと言われています。
性別の見分け方は、長い牙があるのがオス。
短い牙や、牙が無いのがメスで、観光地にいるのは、性格が温厚なメスがほとんどです。
象の好きな食べ物は?
象はバナナの木と果実、サトウキビ、パイナップル、とうもろこし、ココナッツの木、草などを食べます。
中でも好物なのはバナナ!
象一頭当たりの1日の食事量は、200〜300kgとされ、水を100L飲み、ほぼ一日中、何かを食べている印象があります。
草を食べる時は鼻で草をつかんだ後、周りの木に叩きつけて、虫や泥を払ってから食べています。
象の身体能力がすごい!
長い鼻、大きな耳が特徴の象。筋肉質な長い鼻を使って食べ物や水などを口に運び、鼻で水を体にかけ、水浴びをします。
この鼻は上唇と鼻に相当する部分が発達したものであり、100〜200kgの丸太を一度に持ち上げたり、先端にある指のような突起で、コイン位の小さな物なども器用につかむことが出来ます。
また、人間には聞こえない低周波音を使い、象同士で会話もするそう。
優れた聴覚により、30〜40km離れた所の音もとらえることが出来ます。
象の気持ちを知ろう!
平常時
耳と尻尾をゆっくりと振り、ゆったりとした動きをします。
嬉しい時
好きな食べ物を食べている時など、嬉しい時は、耳と尻尾をパタパタと早く動かします。
横から見ると口の端が上がって、笑顔になっているのが分かります。
警戒してる時
耳を広げ、鼻を持ち上げて匂いを嗅いで、敵か味方かを判断します。
機嫌が悪い時
じっと動かなくなり、象使いの言う事を聞かなくなります。
鼻で地面を叩き、威嚇してくることも。
後ろに下がると突進体制に入るサイン。
危険な状態です。
象と触れ合う際の注意点
象を触る際、顔や頭、胴は大丈夫ですが、胸の辺りは、くすぐったいので嫌がられます。
また、禁止事項として、耳の良い象の前で騒いだり、餌をあげるふりなどをして、からかう行為をすると、象は怒り出しますので気を付けましょう。
タイの象に会いたい!
いかがでしたか?象は人間を見分けることも出来る高い能力を持っています。
優しく接してくれた人に対しては甘えたり、挨拶をしてくれる事も。
鼻を伸ばして甘えてくる象はとても可愛く、癒されます。象との触れ合いは貴重な経験になると思いますので、タイ旅行の際は、是非、象のいる場所に足を運んでみて下さい。