バンコクの中心でパワースポット巡り

バンコクの中心でパワースポット巡り

バンコクの中心地ラチャプラソン周辺( BTSチットロム駅周辺)はバンコク最大のショッピングエリアであるだけでなくパワースポットも多いエリアです。

ショッピングの合間にお参りして幸せをゲットしましょう。

パワースポット巡りの基礎知識

街のいたる所に煌びやかなお寺(ワット)や祠(プーム)があるバンコク。国民の多くは大乗仏教に帰依していますが、カンボジア、ラオスに伝わったインドのヒンドゥー教がタイにも広まり、 ヒンドゥー教の神々や土地に宿る精霊を厚く信仰しています。

お寺はもちろん自宅の庭に先祖代々の守護霊を祀る祠を建て、祈りを捧げる人もいます。タイでは神々にお供え物をして徳を積むことが運気を呼び込む為の重要な儀式だと考えられています。

暮らしに根づく「タンブン」

バンコクの中心でパワースポット巡り 暮らしに根づくタンブン
バンコクの中心でパワースポット巡り 暮らしに根づくタンブン

タイの人々にとって重要な習慣が「タンブン」です。

タイ語で「タン」は積む「ブン」は徳という意味で、「タンブン」とは徳を積む行為を意味します。

徳は貯金のように貯めることが出来、善い行いをして多くの徳を積めば積むほど来世に多くの幸せがもたらされるという仏教の輪廻転生の発想があります。

そのため仏教の戒律や道徳を守り、お寺や僧侶にお布施と喜捨をし神仏に祈りを捧げる人もいます。

最も大きな徳が積める行為は、出家する事とされており、子供が出家すれば親も徳を積めると言われています。

スーパーや寺院には僧侶への喜捨の日用品セットも売られており、月に4回の仏様の日には多くの人が寺院参拝をして喜捨やお布施で徳を積みます。

タイの人々の穏やかで親切な国民性は宗教理念に基づく「タンブン」の思想から生まれているのかもしれません。

「タンブン」になる事とは?

バンコクの中心でパワースポット巡り タンブンになる事とは?

「タンブン」になる事とは、出家する、息子を出家させる、僧侶に托鉢する、神仏に祈りを捧げお供え物をする、お寺にお布施と喜捨をする、小鳥や魚などの生き物を逃がす、困っている人を助けるなどがあります。

バンコクで最も人気の祠
エラワン・プーム(エラワンの祠)

バンコクの中心でパワースポット巡り エラワン・プーム(エラワンの祠)
バンコクの中心でパワースポット巡り エラワン・プーム(エラワンの祠)

エラワンの祠、またはエラワン廟と呼ばれる寺院。

エラワンホテル(現在のグランドハイアットエラワン)建設時にトラブル続きで工事が進まなかったことから、占星術師の勧めで1953年に建てられたヒンドゥー教の祠。

その後のホテル建設工事が順調に進んだ為、願いが叶う祠として噂になりました。天地創造神のブラフマーを祀り、病気平癒、商売繁盛、家内安全などあらゆる願いを叶えてくれると言われています。特に財力アップにご利益があると評判で宝くじ当選を願う人も訪れます。

今では1日中、参拝客が絶えないバンコクの最強のパワースポットとして大人気です。

ここで願いが叶った人は神様に踊りや音楽をお礼に奉納する習慣がありますので、敷地内に舞踊団が待機しています。

有料で申し込みをし、舞踊団の踊りを捧げて感謝の意を表します。

毎年11月9日エラワンホテルの竣工した日は記念のお祭りが盛大に行われています。

ブラフマーは四面体なので東西南北全ての顔の正面から4回お参りしましょう。

  • お供え物:線香12本(4面に3本ずつ)、ローソク4本、花輪4つ(4面に1つずつ)
  • 御本尊:ブラフマー
  • 住所: 494 Thanon Phloen Chit, Khwaeng Lumphini, Khet Pathum Wan, Krung Thep Maha Nakhon 10330
  • アクセス:BTS チットロム駅から徒歩5分
  • 参拝時間: 8時から22時半

伊勢丹デパート前に並ぶ二つの祠
「プラ・ピッカネート」と「プラ・トリームールティ」

バンコクの中心でパワースポット巡り プラピッカネート

巨大なショッピングセンター、セントラルワールドの一角にある伊勢丹前に2つ並んで立つ祠。

右側がビジネスや学業、芸術の神として金色に輝くガネーシャ神が祀られている「プラピッカネート」。

シヴァ神の息子ガネーシャは富と繁栄、知恵と学問、芸能のご利益があります。更に災いを取り去る力もあり、

2010年にセントラルワールド周辺でデモが発生した際、ガネーシャ神の周辺がほぼ無傷だったことから、そのお力によって守られたと言われています。

芸能関係者や試験前の学生などが絶え間なく訪れ、お参りの際に黄色いマリーゴールドの花がお供えされます。

お供え物のセットは祠前の売店で売られていまして、サトウキビやバナナ、花輪などをお供えする学生もいます。

  • お供え物:線香9本、蝋燭2本、マリーゴールド
  • 御本尊:ガネーシャ
  • 住所:999/9 Rama 1 Rd., Patumwan, Bangkok 10330 Thailand
  • アクセス:BTS チットロム駅から徒歩8分
  • 参拝時間:24時間
バンコクの中心でパワースポット巡り プラトリームールティ
バンコクの中心でパワースポット巡り お供え物売店

左側が恋の神様「プラトリムールティ」。

「プラトリムールティ」は毎週木曜日の21時30分に参拝すると恋が叶うと噂されており、毎週その時間になると男女を問わず多くの人が祈りを捧げに来ます。

恋愛運、愛情運アップ、恋人との関係の平安、出会い運、仕事運にご利益のある神様です。

お供え物は線香、ローソク、バラと全て赤いものを用意するのがポイントです。お供えのバラは9本が良いとされており、祠の前ではお供え物のセットが売られています。

若い女性に特に人気て赤い色のジュースを供える人もいます。

  • お供え物:赤い線香9本、赤い蝋燭1本、赤いバラ9本
  • 御本尊:ブラフマー、ヴィシュヌ、シヴァの三位一体
  • 住所:999/9 Rama 1 Rd., Patumwan, Bangkok 10330 Thailand
  • アクセス:BTS チットロム駅から徒歩8分
  • 参拝時間:24時間

ゲイソンデパート テラスに佇む女神
「プラ・メー・ラクシュミー」

バンコクの中心でパワースポット巡り 女神プラメーラクシュミー
バンコクの中心でパワースポット巡り 女神プラメーラクシュミー
バンコクの中心でパワースポット巡り 女神プラメーラクシュミー

ゲイソンデパート4階の屋外庭園に美と金運の女神「ラクシュミー(ヴィシュヌ神の妻)」が祀られ、

女神は左手に蓮の花をお持ちで、右手からは金貨がこぼれ落ちると言われ、祈ると美しくなり、金運に恵まれます。

恋愛運もアップし、給料が上がった人もいると噂のパワースポットです。

ゲイソンデパートのオフィスゾーンのエレベーターで4階に上がると、案内があり屋外庭園に出られます。

地元でも知る人は少なく普段はひっそりとしていますが、タイの霊能者たちの間ではご利益があると話題になっているそうです。

白やピンクのハスの花と線香、豊穣を象徴するサトウキビを備えるとご利益があると言われています。

  • お供え物:線香15本、蝋燭2本、白やピンクの睡蓮の花、サトウキビ、硬貨
  • ご本尊:ラクシュミー
  • 住所: 999 Ploenchit Road Lumpini, Pathuwan, Bangkok
  • アクセス:BTSチットロム駅から徒歩5分ゲイソンプラザ4階
  • 参拝時間:10時から18時

アマリンプラザ前の翡翠色のビジネス運アップの神
「プラ・イン」

バンコクの中心でパワースポット巡り プライン

「プラ・イン」や「ターウ・アマリン」と呼ばれるエラワンプームの奥アマリンプラザの脇にある小さな祠には美しい翡翠色のインドラ神が祀られています。

アマリンとはインドラ神の別名でヒンドゥー教の雨や雲を操り豊穣をもたらす神ですが、緑の身体でその台座には象(エラワン)がお仕えし、

ビジネス運アップや危険や失敗、損失等を回避してくれる厄除けのご利益があることで知られています。

お祈りに訪れる人のお供え物が絶えません。

  • お供え物:線香9本、蝋燭2本、花輪
  • 本尊:アマリン(インドラ神)
  • 住所:496-502 Ploenchit Road, Lumpinee, Patumwan, Bangkok 10330
  • アクセス BTS チットロム駅から徒歩1分 アマリンプラザ 前
  • 参拝時間:24時間

インターコンチネンタル前のビジネスや幸運の神
「プラ・ナーラーイ」

バンコクの中心でパワースポット巡り プラナーラーイ

インターコンチネンタルバンコクホテル前にビジネスや幸運の神様「プラ・ナーラーイ」の像が祀られています。

1997年地域の商売繁盛祈願して建造され、羽を広げたタイの国章のもなっている神鳥ガルーダの上にヴィシュヌ神が立ち、

4本の腕に武器を持ち幸運をもたらし、人々を守る神と言われています。

旅の前や危険な場所に向かう時に、不運から身を守ってくれるというご利益がありますので、出張の多いビジネスマンが祈りを捧げに来ます。

黄色いものを供えると良いとされています。

  • お供え物:線香9本、蝋燭1~2本、マリーゴールド
  • 御本尊:ヴィシュヌ ガルーダ
  • 住所:973 PLOENCHIT ROAD, LUMPINI , BANGKOK, 10330 , THAILAND
  • アクセス :BTS チットロム駅徒歩2分 インターコンチネンタルホテルバンコク前
  • 参拝時間:24時間

まとめ

いかがでしたか?

タイではお寺や祠で熱心にお祈りする人の姿が多く見られます。

道を歩いていても小さな祠があると手を合わせ日常的にお祈りします。

苦しい時、辛い時はお寺にお参りに行き「タンブン」をする習慣がありますので、タイの人の柔らかな微笑みはその習慣から生まれているのかもしれません。

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