お茶の有名店「Cha Tra Mue(チャトラムー)」の「タイティー」は、タイで人気の飲み物です。
強く発酵させた紅茶葉にオレンジの花、八角、バニラなどの香料、そして天然色素をブレンドして作られています。
そのまま飲むと、ほうじ茶にバニラを入れたような甘みと、少しほろ苦い芳ばしい風味があり、その味は独特です。
タイの人達は、特に甘い味を好みますので、フードコートなどでは、このお茶にコンデンスミルクと砂糖を入れたものが「ミルクティー」として売られています。
空港などにも店舗がありますので、オレンジ色をしたこちらのお茶を、皆さんも見かけた事があるかも知れません。
お茶としてはかなり甘めな味ですが、辛いタイ料理を食べた後に、ぴったり合います。
今回は、甘いものが大好きなタイの人達から長きにわたって愛されている、こちらの「タイティー」をご紹介したいと思います。
目次
歴史あるタイの紅茶店「Cha Tra Mue」とは?
「Cha Tra Mue(チャトラムー)」は、1945年創業のタイの紅茶店。親指を立てたマークで知られている老舗です。
「Cha Tra Mue(チャトラムー)」のロゴとして、このマークが使われていることから、「親指のタイティー(チャー・ポン)」と呼ばれ、親しまれています。
以前から人気がありましたが、最近では、店舗数が大幅に増え、ショッピングモールや駅前など、街のいたるところで、こちらの店を見かけるようになりました。
スタンド型と、やや大きめの座席のある店があり、袋入り、屋缶入りの茶葉をお土産用に購入する人もいます。
「Cha Tra Mue(チャトラムー)」のお茶の特徴
「Cha Tra Mue(チャトラムー)」のお茶の特徴は、強く発酵させた紅茶葉に、オレンジの花、八角、バニラがブレンドされ、タマリンドで着色されています。
紅茶とは思えない、強い芳香と、甘く深みのある味わいです。
更に、まったりと甘い、コンデンスミルクを入れた物が主流となっていますので、初めてこのお茶を飲んだ人は、新感覚な味に驚かれるかもしれません。
とても甘いのですが、暑いタイでは、これぐらいの甘さが欲しくなります。
タイティーの代表的なオーダー方法
ミルクを入れず、砂糖だけで甘くしたタイティーは、「チャー・ダム」 と呼ばれ、ホットなら「チャー・ダム・ローン」 アイスなら「チャー・ダム・イェン」と言います。
※タイ語で「チャー」はお茶、「ダム」は黒、「ローン」は熱い、「イェン」は冷たいという意味です。
甘いのが苦手な人は、こちらをオーダーした方が良さそうです。
コンデンスミルクと砂糖を入れた、とても甘い「タイミルクティー」は、ホットなら「チャー・ノム・ローン」アイスなら「チャー・ノム・イェン」と言います。
※タイ語で「ノム」はミルクという意味です。
「Cha Tra Mue(チャトラムー)」のメニューは何があるの?
店では、「タイティー」の他に、コーヒーやジュースなど様々なメニューがあり、一部の店舗では、ソフトクリームも販売しています。
「タイティー」は、オリジナルの他に、緑茶味、ローズ味など数種類のブレンドが有り、最近では、ローズ味が注目されているようです。
「Cha Tra Mue(チャトラムー)」の名物ソフトクリーム「Cha Thai Soft Serve」
今、人気急上昇中の「タイティー」のソフトクリーム「Cha Thai Soft Serve」を目当てに「BTSアソーク駅」直結の商業施設「ターミナル21」のLG階を訪れてみました。
カップとコーンが選べ、通常は、定価55Bのところキャンペーン中で45Bでした!
アイスを食べてみると、紅茶の味わいと、芳ばしさ、優しいバニラの香り、全てがバランス良く、深い味わいが楽しめました。
ドリンクほど甘く感じず、ソフトクリームは、なめらかな口溶けで絶品です。
こちらのソフトクリームは、限られた店舗でしか提供されていませんので、アクセスの良い「ターミナル21」で食べるのがおすすめです。
「タイティー」にトライしよう!
いかがでしたか?「Cha Tra Mue(チャトラムー)」は、ショッピングモールや駅前に店舗を持ち、バンコク市内では、至る所で見かける人気店です。
スーパーや空港にもこちらの袋入り、缶入りのお茶が、ずらりと並び、お土産の品としても選ばれています。
好みが分かれる「タイティー」ですが、甘いお茶は苦手、という方でも、アイスクリームはさっぱりしていますので、是非、トライしてみて下さい!
- 住所:88 Soi Sukhumvit 19, Khwaeng Khlong Toei Nuea, Khet Watthana, Krung Thep Maha Nakhon 10110
- 場所:「BTSアソーク駅」直結 「ターミナル21」LG階
- 営業時間:10:00~22:00
- 定休日:なし