宿泊先のホテルは、バンコク滞在中の拠点となる大切な場所です。
ホテルの良し悪しで、旅の印象は大きく変わってきます。
今回は、日本とは異なるバンコクのホテルのチェックインからチェックアウトまでの流れや、注意事項をご紹介したいと思います。
知っていたら回避出来たトラブルの事例も載せていますので、是非、ご参考にしてみて下さい!
目次
チェックイン
チェックインの際には、ベッドタイプや朝食の有無など、予約内容と合っているか確認します。
ホテルによってはクレジットカードや現金でのデポジット(預かり金)を請求される事もあり、現金の場合は「預かり証」が発行されます。
チェックアウトの際、このデポジットは返金され、クレジットカードの場合は手続き不要ですが、現金払いの場合は、預り証の提出が必要です。
「預り証」は失くさず、大切に保管しておきましょう。
ホテルカードをもらう
フロントにはホテルカードという、ホテルの住所と電話番号が書かれた名刺のようなものがあります。
これをもらっておくと、タクシーに乗車する際、タクシードライバーに見せれば、迷うことなくホテルに帰れますのでとても役立ちます。
部屋のチェック
部屋の鍵の具合やお風呂、シャワーの水量、温度、トイレの流れ、エアコンを確認しましょう。
約款
また、トラブルになりがちなのが、ホテルの約款です。
室内のテーブルに置いてある冊子ですが、過去に私と同じグループツアーの参加者が、チェックアウト時に「約款を紛失した」とフロントスタッフに言われ、弁償金500バーツを払わされていました。
本人は「元々セットされていなかった」と主張していましたが、フロントスタッフには「紛失したので、弁償金を払ってください」と言われ、間にツアーガイドの人が入って、交渉していましたが、出発の時間もありましたので、結局、納得出来ないまま、支払をさせられていました。
最初にチェックしていないと、こればかりはどうにもなりません。
チェックインしたばかりだと、約款の事など、旅行客は気にも留めないと思いますが、同じ事例を口コミ情報でも見た事がありますので、何件かこういったトラブルが起こっているようです。
客室備品
客室備品の有無や破損なども同様にチェックが必要です。
気になる事がある時は、すぐにフロントへ。
その他、室内の清掃状態が悪い、エアコンが効かないなど、問題がある場合は「違うお部屋はありますか?」と聞いてみましょう。
空室があれば、他の部屋を見せてもらい、同じグレード内で部屋を変更することも可能です。
当日部屋が無くても、翌日に変更してもらう事も出来ます。
チップ
ベルボーイに、お部屋まで荷物を運んでもらったり、客室スタッフに何か依頼をしてサービスをしてもらったら、スタッフに心づけとして、チップ20バーツ程度を渡しましょう。
外出時、枕元には、ベッドメイクしてくれるメイドさんへのチップを置くのをお忘れなく。
セーフティボックス
パスポート、航空券、現金などの貴重品を入れるのに使う、セーフティボックスの使い方を確認しましょう。
説明書が付いていますので、良く読んで、分からなければホテルスタッフに問い合わせします。
水
備え付けの水にも、有料と無料のものがあります。
冷蔵庫の中で冷やされているのは有料の水。
無料の水は冷やさず、目に付く場所に置かれています。
備品
変圧器、傘、アイロンなどのあるホテルもあります。
客室係に依頼が必要な、ズボンプレッサーなどの備品は一部有料のものがありますので、有料か無料かを確認してからリクエストしましょう。
退室時
忘れ物の無いよう、お部屋の最終確認も忘れずに。
真夏のような暑さのバンコクでは、うっかりクローゼットの中に、日本から着てきた上着を忘れて来てしまう人もいるようです。
チェックアウト
チェックアウト時、使っていない電話料金や、利用していないミニバーなど、不明な請求がされていないか確認しましょう。
タイのホテルでは、チェックアウト手続き中に、スタッフによるルームチェックが行われる場合があります。
ルームチェックは時間がかかりますので、チェックアウトの際は、10分程度の余裕をみておきましょう。
チェックイン時の室内をチェックを忘れずに!
いかがでしたか?
バンコクには高級ホテルからお手頃価格で泊まれるホテルまで、様々なタイプのホテルがありますが、ホテルのグレードに関係なく、チェックインからチェックアウトまでの流れはほぼ同じです。
また、不明な点や客室に不備等あれば、そのままにせず、ホテルスタッフに申し出る事が大切です。
日本と違い、備品の紛失や破損は、身に覚えが無くても弁償金を請求されるケースもあります。(急いで空港に行かなければならない状況の人は、十分に話し合いも出来ないまま、支払をしています。)
そういった事にならない為にも、チェックイン時は、気を引き締めて、室内をチェックする癖をつけておくと安心です。
特に室内に問題がなければ、後はリラックスして、バンコク旅行を思う存分楽しんで下さい!