バンコクのホテルに宿泊した際には、デポジット(保証金)を求められる事があります。
ホテルのグレードによって、1000〜3000B程度のデポジットを求められるのが通常です。
あくまで保証金ですので、チェックアウトの際に全額戻ってきますが、ホテルによっては現金での支払いを求められたり、「支払いをするクレジットカードを見せて下さい」という風に言われ、デポジットの手続きをされます。
今回は、このホテルのデポジットの仕組みについてご紹介したいと思います。
目次
ホテルのデポジット(保証金)とは?
デポジットとは、保証金の事です。
宿泊客が客室内の物を壊してしまったり、持ち去ったり、チェックアウト時間を過ぎても清算に来なかった際の保証をホテル側が求めるシステムです。
シャンプーやリンスなどのアメニティグッズは、持ち帰り自由ですが、宿泊客の中には、ドライヤーや、電気ポットなどを持ち帰ってしまう人もいます。
また、ホテル側が気付かない所で備品が壊されていたり、使えなくなっていた時に、宿泊客がチェックアウトした後では、その金額を回収する事が出来ませんので、そういった時の為、保証金をチェックインの際に求めるしくみです。
ホテルのデポジットの支払い方法
ホテルのデポジットの支払い方法は現金払いとクレジットカード払いがあります。
現金払い
チェックイン時にデポジット(1000〜3000B程度)をホテル側に求められた時に、現金払いします。
「預り証」を受け取り、チェックアウトの際に、室内をチェックして問題が無ければ、「預り証」と引き換えに預けた金額を返してもらうという流れになります。
「預り証」は、手書きでレシートのように小さいものから、A4サイズの紙にプリントされたもまで、ホテルにより様々なフォームがあります。
この「預り証」は、デポジットを受け取る際に必要ですので、大切に保管しておきましょう。
クレジットカード払い
クレジットカードの使用に関しては、2種類のパターンがあります。
両方ともチェックイン時にクレジットカードを提示しますが、 1つ目はクレジットカードの情報だけを記録して、デポジットの請求はしないケースです。
2つ目は、クレジットカードで、デポジットの金額を一度請求し、チェックアウト時に問題がなければ、その請求をキャンセルをするというケースです。
クレジットカードであれば、何かあった際に、請求金額を上げる事も出来ますし、相手の個人情報も分かりますので、ホテル側としては、現金払いより、こちらを望むことの方が多いようです。
注意すべき点
現金払いの場合は、デポジットの説明を受け、了承してから支払いをしてますので手続した実感がありますが、クレジットカード払いの場合は、その点が曖昧になってしまう事があります。
「デポジットが必要ですので、クレジットカードの提出をお願いします」 と言われれば分かりますが、中には、「カードを見せてください」と言われるだけのケースもありますので、今まで気づかぬままデポジットの手続きをされていた人もいるかもしれません。
説明が無ければ、クレジットカード情報だけをチェックしているのだと思ってしまいます。
問題なのはデポジットの請求キャンセル手続きをし忘れるケース!
カード情報を控える1つ目のケースでしたら問題はありませんが、2つ目の請求してからキャンセルするケースだと、稀ではありますが、ホテルスタッフがデポジット額のキャンセル手続きをし忘れる事があります。
その場合、デポジット額の引き落としが行われてしまい、知らないうちに余分な金額を支払わされる事になりますので要注意です。
ホテルスタッフにクレジットカードを渡した場合は、チェックアウト時、フロントで発行される明細をその場で確認し、デポジット額が請求がされていないか、もしくはキャンセル処理がきちんとされているかを、見る必要があります。
不安な時は、直接デポジットについてホテルスタッフに尋ねてみても良いでしょう。
チェックアウト時の確認を忘れずに
いかかでしたか?
現金払いの場合、デポジットは確実に戻ってきますので不安はありませんが、そのまま帰国する人は、返金分のタイバーツが増えてしまいますので、空港の免税店で買い物をするなどして使い切りたいですね。
クレジットカード払いの場合は、最後まで気を抜かずに明細をチェックするようにしましょう。
チェックアウト時は、何かと慌ただしくなるものですが、デポジットの返し忘れはそんなに頻繁に起こる事ではありませんが、明細に目を通すようにするとトラブルも防げます。