タイでは飲食店においても、日本とは異なるスタイルがあります。
特に難しいことは何もありませんが、いくつか注意すべき点がありますので、ご紹介いたします。
タイの飲食店における流れを頭に入れて、スマートに食事を楽しみましょう。
目次
高級店は予約しましょう
高級店や人気店は予約をした方が安心です。
特にコースで宮廷料理を味わうような場合は予約が必要なことが多いです。
希望する時間と人数代表者の名前を告げるだけで予約出来ますが、言葉に不安のある人は、ホテルの人などに代行してもらいましょう。
ドレスコード
高級店は、スマートカジュアルが基本で、それ以外の店は特に気にする必要はありません。
高級店は肌の露出の多い、短パンやタンクトップ、ビーチサンダルなどはNGです。
入店を拒否されるわけではありませんが、マナーとして店の雰囲気に合った服装をした方がベターです。
入店時
予約をしていれば、店員に名前を告げ、予約をしていない店では人数を伝え、席に案内してもらいます。
特に高級店では勝手に席に座らず、店員に案内してもらいましょう。
窓際や、エアコンの効きが弱い席など、希望があればリクエストしてみましょう。
飲み物を注文
まず飲み物を注文すると、先に持って来てくれますので、それを飲みながらゆっくり食べたい料理を選びます。
南国ならではのココナッツジュースやスイカやライムのフローズン、ビールなどを注文します。
ビールの場合は、「シンハー」「チャーン」「ハイネケン」など銘柄で注文します。
日本では、「〇〇ビール」と言いますが、タイでは、ビールは「ビア」を先につけます。
「ビア・シン」「ビア・チャーン」「ビア・ハイネケン」となります。
シンハー | อยุธยา | ビアシーン |
---|---|---|
チャーン | อยุธยา | ビアチャーン |
ハイネケン | อยุธยา | ビアヘイネケーン |
タイではアルコールの販売に規制があり、通常は11〜14時と17時〜24時の間が販売時間とされ、レストランでもこの時間以外はアルコールを提供出来ません。
また、仏教の祝日や選挙の前日と当日は、お酒の販売が法律で禁止されていますので、お酒を飲む人は注意が必要です。
料理を注文
メニューは写真付きで、英語表記されている店が多く、指差しで注文が出来ます。
おすすめのメニューを聞いてみたり、辛さ控えめになど、細かい注文も遠慮せずにオーダーしてみましょう。
欧米とは違い、タイ料理は、料理の決まった順番や組み合わせなどは無いので、食べたいものを好きに頼んで大丈夫です。
タイ料理は非常にバラエティーに富んでいますので、自分好みの美味しい組み合わせを見つける楽しみもあります。
食べる
タイでは、主にスプーンとフォークを使って料理を食べ、右手にスプーンを左手にフォークを持ち、ナイフとフォークのように使用するのが基本です。
料理はスプーンで食べ、フォークはスプーンに料理を乗せるなど、補助的に使います。
また、日本と違いタイでは、お皿やお椀を持ち上げるのはマナー違反になりますので気を付けましょう。
会計
タイの飲食店では、多くの店がテーブル会計です。
店員に「チェックプリーズ」と言えば伝票を持って来ますので、席に座ったまま代金を支払います。
ほとんどの店でサービス料として10%が利用代金に加算されます。
一部の高級店やホテルのレストランでは、サービス料10%加算後の料金に7%の付加価値税(VAT)がかかりますので、計17%以上の料金が利用代金以外にかかります。
チップについて
支払いにサービス料が含まれていたらチップは不要ですが、含まれていなかったら伝票ホルダーの中に20〜100B程度をチップとして置いていきましょう。
感じの良かった店員には、直接チップを渡し、感謝の意を表すのも良いですね。
喫煙について
タイの飲食店は、一部のオープンエアーの店を除いて全面的に禁煙で、違反すると罰金を取られます。
タバコを吸いたい場合は、店員に確認をし、店の外に設けられた喫煙所で吸うようにしましょう。
これで安心!楽しく食事を
いかがでしたか?
タイの人たちは、あまり堅苦しい事が好きではありませんので、テーブルマナーなどもにも寛容です。
しかし、日本の感覚と違う部分もいくつかありますので、タイのレストランで食事を楽しむ為に、一連の流れや作法を知っておくと安心ですね。