タイ旅行に行ったなら、是非お土産として買って帰りたいのが、タイの調味料です。
日本で買うよりもかなり安く、本場の味を作り出す様々な種類の調味料がスーパーなどで売られていますが、どの調味料がどの料理に使われているかなど、分からない事があると思います。
少し加えるだけで現地の味付けになる、そんなタイを代表する調味料をご紹介いたします。
目次
調味料はどこで買えるの?
「BIG C」、「テスコロータス」、「top’s」、「グルメマーケット」といったスーパーであれば、品揃えも豊富で、安く購入出来ます。
ミニサイズが欲しい場合は、セブン-イレブンなどのコンビニでも手に入ります。
ナンプラー
小魚を塩で漬け込み、発酵、熟成させた上澄み液で、甘みと塩分のバランスが絶妙なタイ料理に欠かせない魚醤。
色が薄く透き通っているほど臭みが少く、品質が良いとされ、麺や炒め物の味付けをする際に使われます。
店によってはナンプラーの中に小さく切った唐辛子を入れた「ナンプリック・ナンプラー」を用意しており、肉料理や目玉焼きにかけたりする人もいます。
- 麺のスープ
- 炒飯
- 炒め物
シーユー・カーオ
大豆が原料のシーユーは、タイの醤油です。シーユー・カーオは日本の醤油に似ています。
薄口醤油のようにサラサラとして、ガパオ(ホーリーバジルの肉炒め) などの炒め物には必ず使われます。
煮物、スープなどにも多く利用されています。
- 炒め物
- 煮物
- スープ
シーユー・ダム
シーユー・カーオに糖蜜を加えて作られている、シーユー・ダムは、甘く濃厚な味をした、とろみのある黒醤油。
甘口(ワーン)と辛口(ケム)があり、黒蜜に似た味わいで、煮込み料理などに多く使われています。
- 煮込み料理
タオチオ
軽い甘みもあるタイ風の豆味噌。大豆の粒が入っていて、味噌を薄めたような味です。パッブン・ファイデーン(空芯菜炒め)の味付けはこのソースを使います。日本人に人気のカオマンガイ(チキンライス)のタレとしても使われ、味が濃いめで香ばしいソースです。
- パッブン・ファイデーン
ナムプリックパオ
干しエビ、玉ねぎ、にんにく、唐辛子を油で炒めた調味料で辛く、炒め物やサラダの隠し味に使います。
トム・ヤム・クン (エビのスパイシースープ)やプーパッポンカリー(カニの卵とじカレー)の味付けに使われています。
- トム・ヤム・クン
- プーパッポン・カリー
ナムマンホーイ
生牡蠣を塩漬けにして発酵させたオイスターソースです。
ナンプラー入りのオイスターソースはコクがあり、肉と野菜の炒め物などに使う万能調味料として人気です。
- 炒め物
スイートチリソース
唐辛子、砂糖、塩、酢、にんにくをブレンドして作られたソースです。
甘酸っぱく少しだけ辛い、タイの調味料の定番で、ガイヤーン(焼き鳥)や生春巻き、さつま揚げなど揚げ物のタレとして、活躍しています。
- ガイヤーン
- 揚げ物のタレ
タイスキソース
タイの寄せ鍋(タイスキ)の付けダレ。 豆腐を発酵させた紅腐乳入りで味わい深く、食欲をそそる辛さと酸味が特徴です。
野菜、シーフード、お肉など全ての具材と相性が良く、ピリッとした辛さがアクセントになり、飽きの来ない美味しさです。
- タイスキのタレ
シーフードソース
青唐辛子、にんにく、パクチー、お酢が入った緑色の激辛のソースです。
激辛の青唐辛子がベースとなっている為、痺れるほどの辛さが口の中に広がります。
エビ、カニ、白身魚などのシーフードのタレとして使われ、辛いけど、爽やかな酸っぱさとパクチーのエスニックな味がしますので、病みつきになる美味しさです。
鱈などの茹でた魚や、茹でキャベツと相性抜群です。
- シーフード料理のタレ
カピ
エビを発酵させて作る調味料です。
味噌のように溶いて使い、独特の強い匂いがあります。
主にカレーペーストにコクを出す為に使われ、レッドカレーのペーストには必ず入っています。
その他、炒飯や炒め物に使ったり、家庭料理には欠かすことのできない調味料です。
- カレーペースト
- 炒飯
タマリンドペースト
タマリンドとはマメ科の植物で、その果肉をペースト状にしたものです。
梅干しのような酸っぱさと、干し柿のような甘みがあり、パッタイ(タイ風焼きそば)やソムタム(青パパイヤサラダ)には欠かせない調味料です。
- パッタイ
- ソムタム
シーズニングソース
シーズニングソースは、タイの醤油シーユーカーオと砂糖、塩、旨味調味料などを加えたソースです。
料理に少量このソースを加えると旨味が出て、炒飯や炒め物を作る時の隠し味になります。
また、タイでは目玉焼き専用ソースとして使われています。
- 炒飯
- 炒め物
- 目玉焼き
最後に
いかがでしたか?
甘い、辛い、酸っぱいなどのタイ料理の奥深い味は、様々な調味料を組み合わせて作られています。
気になる料理に、どの調味料が使われているのか分かると、グッと親しみも湧いてくると思います。
安価で美味しいタイの調味料をお土産として購入してみるのも良いですね。