バンコクでは、いつでもトロピカルフルーツが楽しめますので、これを楽しみに旅行される方も多いのではないでしょうか?
美味しいトロピカルフルーツですが、食べ方によっては帰国してから後悔することになるかもしれません。
目次
果物の王様ドリアン
果物の王様と言われるドリアンは、トゲのような硬い表皮に包まれ、大人の頭位の大きさがあり、1kg位のものから、大きいものだと3kgを超えるものもあります。
皮を切ると、中から4〜5個の黄色い実が出てきます。
タイで最も暑い4月から6月ぐらいが旬で、熟れたものは強烈な臭いを放ち、ホテルや電車、バスなど公共の場への持ち込みが禁止されている程、ドリアン持ち込み禁止マークも街中で見かけます。
この匂いを我慢して口に入れると、ねっとりとした濃厚な甘さが口中に広がり、その味にハマってしまった人は、週に何度でもドリアンを食べたくなるほど夢中になるそうです。
ドリアンはとても栄養価の高い果物で、マグネシウムやリン、銅など体の機能を維持する為に欠かせない、ミネラル分と ビタミンB1、B2 が豊富で、貧血予防と 血行促進の作用があります。
食べる時の注意点 その1
カロリーが高いので注意
ドリアンは一度好きになると虜になってしまい、毎日でも食べたくなる程ハマる人が多い様です。
以前、私がバンコク観光をした際、お世話になったタイ人女性のガイドさんは、大好きなドリアンを毎日食べていた為、10kg太ってしまったそうです。
そこで、ドリアンを食べるのを1ヶ月我慢したところ、10kg痩せて元のスリムな体型に戻れたと喜んでいました。
100gあたり150〜190kcal あると言われているドリアンに一度ハマってしまうと、病みつきになり、体重維持が難しくなるそうです。
食べる時の注意点 その2
食べ合わせに注意
ドリアンには血行促進、興奮作用があり、お酒と一緒に食すと動悸が高まり、心臓の弱い人には危険だと言われています。
胃の中でお酒と混ざり合うと、急激に発酵をして発熱、膨張し、膨張感を感じ気分が悪くなったり、症状が重い人は嘔吐や寝込んだりする事もあります。
私は、お酒を飲んでいなかったのですが、ドリアンを食べた時、胃の中に入った数分後、胃がシュワシュワと刺激を受け、発熱と膨張を感じた事があります。
体が熱を発し、軽い動悸もしました。この様に、ドリアンは精の強い食べ物で、注意喚起されている様に、お酒とドリアンの食べ合わせは危険ですので、ご注意下さい。
果物の女王マンゴスチン
マンゴスチンは、果物の女王と言われる丸くころっとした可愛らしい果実で、紫の硬い皮に包まれた中の白い果肉は、上品な甘みと酸味があり、旬の時期の5月から10月は特に美味しく食べられます。
マンゴスチンは、表皮にキサントンと呼ばれるポリフェノールが含まれ、強力な抗酸化作用をもたらし、老化防止、滋養強壮が期待出来ます。
果肉はビタミンB1、B2を多く含み、体を冷す抑制作用、疲労回復、夏バテ防止の作用があります。
食べる時の注意点
マンゴスチンを一度にたくさん食べると、アレルギー反応を起こし、発疹、腫れ物、痒みが出るなど、軽いアレルギー症状を引き起こす事があります。
また、口や唇、喉が腫れ上がったり、胸が苦しくなるなどの重めの症状が出る人もいます。
キロ単位で販売されているマンゴスチンですが、一度に10個以上食べるのは、控えた方が良さそうです。
まとめ
いかがでしたか?
日本では考えられないほど安価な値段で売られているトロピカルフルーツですが、食べ方や適量を 知らずに食べてしまうと、体調を崩す原因にもなります。
美味しいからと一度にたくさんの量を食べたりせず、様子を見ながら美味しく頂きましょう。