黄金の涅槃仏のお寺「ワット・ポー 」

ワットポー

ワット・ポーは「菩提樹の寺」という意味があり、アユタヤ時代から続くバンコクで最古の王立寺院です。

タイ古式マッサージの学校も併設されていて、境内には直営のタイ古式マッサージサロンもあります。

ワット・ポーとは

ワット・ポー

バンコク最古にして最大の敷地面積を持つ寺院。巨大な全長46mの黄金の涅槃仏とタイ古式マッサージの総本山として知られています。

創建は14世紀のアユタヤ王朝時代で、ラマ1世とラマ3世がそれぞれ十数年の歳月をかけて大改修を行いました。

ラーマ3世の時代には、タイで最初の学問所も作られ、境内にはその伝統を受け継ぐタイ古式マッサージの学校があります。

ワットポーの見所は46mの涅槃仏

ワットポー
ワットポー

体長46mの涅槃仏は悟りを開いた釈迦が、涅槃に入る直前の姿を表したもので、優しい眼差しをして横たわる釈迦のリラックスした状態が表現されています。

涅槃仏の幅5m高さ3mの足の裏には真珠貝を使った螺鈿細工が施され、108の仏の姿や象、縁起物が描かれ、仏教の世界観と高貴さが表現されています。

ワットポー
ワットポー
ワットポー

また、涅槃仏の裏手には108つの鉢が並んでいまして、受付で硬貨を買い、順番に108つの鉢に1枚ずつ硬貨を入れていくと煩悩が無くなっていくと言われています。

硬貨はグラムで測っていますが、 硬貨が多いとき、少ないときがあり、108枚ぴったりでない事もあります。

建物の中は土足厳禁ですので、埃などが気になる方は換えの靴下を持っていると安心です。

なぜワット・ポーの中にタイマッサージ学校があるの?

ワット・ポー タイ古式マッサージ
ワット・ポー

ワット・ポーがタイマッサージの学校になったのは、この寺院がタイの伝統的な学問知識を結集する、タイで最初の大学だったからです。

タイでは古くから農村部にマッサージ師がいて、体の痛みを抱える人にマッサージを施すことでケアをしてきました。

このマッサージは体の中を無数に走っているといわれる、目に見えない「セン」と呼ばれる筋(体のエネルギーライン)を加圧するもので、薬草を用いて施術することもありました。

これらタイ法医学の知識をラマ3世が命じて記録させ、ワットポーで管理をしたのが始まりとされています。

近年では、タイ古式マッサージの最高権威とされている、ワット・ポー・マッサージスクールには世界中から受講希望者が集まって来るようになりました。

どんなマッサージなの?

ワット・ポー マッサージ

指圧でセンと呼ばれるツボを刺激する施術に、ストレッチなどを融合したスタイルで、決まった手順に沿って全身を隅々までほぐしてくれます。

タイマッサージは体のコリや疲れをほぐすだけではなく、血液とリンパ液の循環を促すことで根本的な体質の改善を目指すマッサージです。

体内の老廃物の排出を促す、自律神経のバランスを整える、血管を若返らせ自然治癒力を活性化する、慢性病の改善など様々な効果があります。

タイ古式マッサージを受けよう

ワット・ポー マッサージメニュー表

マッサージの受け方は簡単です。ワット・ポーの境内にタイ式マッサージ場があり、受付の方に受けたいメニュー伝えればOKです。

用意された施術用の服に着替えるとすぐにマッサージをしてもらえます。

ワット・ポーのマッサージをスクンビットエリアで受けてみる!

ワット・ポー・マッサージスクール・ スク厶ビット校直営店39

「ワット・ポー・マッサージスクール・スクムビット校直営店39」は、ワット・ポー分校のスクール直営店です。

確かな技術で料金もお値打ちな古式マッサージが気軽に受けられます。場所はBTSプロンポン駅から徒歩3分のところにあります。

本格的にタイマッサージを学びたい人は

「ワット・ポー・マッサージ・スクールスクムビット校」は事務局に日本人スタッフが常駐し、ワット・ポー本校の校長から選ばれた、ベテランの講師が本校のカリキュラムのまま日本語で指導してくれるそうです。

カリキュラム終了後、認定試験を受け、多くの卒業生達が日本全国でタイ古式マッサージ店を開業しているようです。

ワット・ポーへの行き方

最寄りの鉄道の駅はMRT(地下鉄)ファランポーン駅かBTSナショナル・スタジアム駅になりますが、徒歩では遠いため、駅からタクシーやトゥクトゥクに乗るか、ホテルからタクシーやトゥクトゥクを利用した方が便利です。

観光気分を味わうには、BTSサパーンタクシン駅近くの「サトーン」船着き場からチャオプラヤー・エクスプレス・ボート(水上バス)に乗り、ワット・ポー近くの「ター・ティアン」(Tha Tien)船着き場まで行くという方法もあります。(水上バスの詳細はチャオプラヤー エクスプレス ボートを参照してください。)

路線バスはたくさん走っていますが、タイ語ができないと難易度は高いと思います。

  • 住所:Sanamchai Road, Grand Palace Subdistrict, Pranakorn District, Bangkok 10200
  • アクセス:タクシー、トゥクトゥク、水上バス、路線バス等

便利なオプショナルツアー

移動に便利なオプショナルツアーもあります。

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