エメラルド寺院「ワット・プラケオと王宮 」

ワット・プラケオ

ワットプラケオと王宮は、バンコク観光の定番スポットです。初めてのバンコク旅行なら、必ず立ち寄っておきたい観光スポットです。ワットプラケオをじっくり回ると2時間くらいはかかるので、ゆっくり観光したい方は、余裕を持った予定を立てましょう。

ワット・プラケオ

ワット・プラケオはタイで最も格式ある王室寺院。エメラルドの仏像が祀られる本堂の他、歴代国王が眠る仏舎利塔などが立ち並ぶ、王室が仏教儀式を行うための特別な寺院です。

ワットプラケオの名前の由来は?

ラーマ1世が1782年のバンコク遷都の際に建造を始め1784年に完成しました。

金箔とガラスのモザイクで装飾された本堂に、翡翠でできたエメラルド色の仏像が祀られているため「エメラルド寺院」と呼ばれています。

ワットはお寺、プラケーオはエメラルドの意味。

高さ66cm幅48cmの翡翠の仏像は毎年3、7、11月の年3回、国王によって直接衣替えが行われています。

本堂内部の壁面には、仏教の宇宙観を表す壁画が描かれていて、美しく荘厳な空気が漂っています。

本堂の壁にはめ込まれた色とりどりのガラスモザイクは、絢爛豪華でタイの装飾技術の高さをうかがわせます。近くでじっくりと眺めてみてください。

また、本堂は靴を脱がないと入れませんので、埃などが気になる方は、換えの靴下を持っていれば安心です。

他の寺院と違うところは?

他の寺院と違う点は僧侶が定住する場所ではなく、皇室が仏教儀式を行うための特別な寺院というところです。

現在も王室行事が行われる際などに実際に使用されている施設も多いそうです。

突然、アンコールワットが現れる!

ラーマ4世の時代にシャム(タイ)の支配下にあったクメール王国(カンボジア)を訪れたラマ4世が、その美しさに感銘を受け、アンコールワットの縮小模型を作らせました。

仏教経典が納められている建物「プラモン・ドップ」の裏手にアンコールワットの模型はあります。

回廊の壁画は必見です

回廊には「ラーマキエン」の物語が描かれていて、緻密で迫力のある壁画に目を奪われます。

金色がふんだんに使われていて華やかさがあり、絵が浮き上がってくるように見えます。

お時間のある方はゆっくり見学してみてください。

王宮

王宮

ワット・プラケオと同じ敷地内には、ラマ8世までの王やその家族が暮らした4つの宮殿と武器・鉄砲の博物館があります。

宮殿はタイ伝統の建築様式と、西洋様式を取り入れた宮殿があり、きらびやかで美しく、王の力の偉大さが感じられます。

チャックリー宮殿はタイ欧折衷型!

タイの奴隷制度を廃止させた、タイ国民が最も尊敬する英雄のひとり、ラーマ5世の時代に作られた宮殿です。

チャックリー宮殿は西洋様式の建物に、タイ式の屋根を乗せたタイ欧折衷型の建物となっていて、他の寺院とは違う作りをしています。

西洋文化に精通したラマ5世は、積極的にその文化を取り入れ、タイと西洋の建築を融合させた宮殿を建設させました。

世界中の観光客を驚嘆させる斬新な建物が話題となっています。

ワットプラケオ・王宮への行き方

最寄りの鉄道の駅はMRT(地下鉄)ファランポーン駅かBTSナショナル・スタジアム駅になりますが、徒歩では遠いため、駅からタクシーやトゥクトゥクに乗るか、ホテルからタクシーやトゥクトゥクを利用した方が便利です。

観光気分を味わうには、BTSサパーンタクシン駅近くの「サートーン」船着き場からチャオプラヤー・エクスプレス・ボート(水上バス)に乗り、ワットプラケオ・王宮近くの「ター・チェン」(Tha Chang)船着き場まで行くという方法もあります。

路線バスはたくさん走っていますが、タイ語ができないと難易度は高いと思います。

場所としてはワットポーの隣ですが、王宮の入り口はワットポーとは反対側ですので、歩いて15分程度かかります。地図で見ると隣なのですが、移動に時間がかかりますので余裕を持ったスケジュールを立てましょう。

  • 住所:2 Na Phra Lan Rd, Khwaeng Phra Borom Maha Ratchawang, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 タイ
  • アクセス:タクシー、トゥクトゥク、水上バス、路線バス等

便利なオプショナルツアー

移動に便利なオプショナルツアーもあります。

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