インスタ映え間違いなし!SNSで話題の寺院「ワット・パクナム 」

ワット・パクナム

ワット・パクナムは、プラネタリウムのように美しいとSNSで話題になった寺院です。
寺院内の白い大仏塔に一歩足を踏み入れると、そこには幻想的な世界が広がります。独特の仏教の世界観が描かれた壁画は必見!
今回は、そんな話題沸騰中のワット・パクナムをご紹介したいと思います。

ワット・パクナムとは?

バンコクのチャオプラヤー川対岸のトンブリー地区にある仏教寺院です。

ワットはタイ語で「お寺」パクナムは「河口」で「河口にあるお寺」という意味になります。

ワット・パクナムは、BTSタラートプルー駅からタクシーで走ること10分のトンブリー地区にあります。

かつて都があったトンブリー地区は、遷都後に廃れ、現在でも一部しか都市開発がされておらず、運河や古い街並みが残るのどかな地域です。

SNSで話題となり徐々に観光客が増えているようですが、バンコクの定番観光ルートからは少し外れた場所にあり、まだまだ穴場的スポット。

他では出会えない神秘的な仏教芸術を見ることが出来るおすすめの寺院です。

どんなお寺なの?

ワット・パクナム寺院はアユタヤ時代に建設された歴史ある王室寺院として知られ、タイ北部僧侶統制の中心、タイ僧侶のパーリー語教育の中心として有名です。

そして前僧正ルアンポーソッド師の説いた新しい形態の座禅、瞑想法がタイ国内に大きな影響を与え、現在でも仏教徒の信仰を集める象徴的な場所となっていて、瞑想修行の為この寺院を訪れる人も多いそうです。

ワット・パクナムの敷地内に建つ、バンコク美術様式とランナー美術様式を融合した白い大仏塔(高さ80m)はプミポン前国王と王妃の72歳の誕生日を祝う記念に建設され、8年の歳月を掛け2012年に完成しました。

白い大仏塔の中の様子は?

ワット・パクナムの白い大仏塔の内部は5つのフロアに分かれていまして、以下のようになっています。

1階 タイ芸術文化遺産が展示されている
2階 宗教儀式、行事、会議、瞑想する場所
3階 博物館
4階 ルアンポーソッド師の金製仏像が祀られている
5階 仏舎利が奉安され仏陀の生涯図が描かれている

1階と3階は博物館になっており素晴らしい所蔵品の数々が展示されています。

1階はタイの文化遺産と芸術品が並び、家具や壺、陶器類が展示され、3階は数多くの仏像がガラスケースに納められていました。

2階では法要が行われ、タイの人達が説法を受けていました。

4階は新しい形態の座禅・瞑想を説いた、ルアンポーソッド前僧正の黄金像が祀られています。

像は台座など全てが黄金で出来ていまして、神々しく輝いており、良縁、交通安全にご利益があるそうで、人々が祈りを捧げる場になっています。

5階は仏舎利が奉安され仏陀の生涯図が描かれています。

こちらの寺院は観光客も拝観料無料の為、タイの国宝級の品や仏舎利が全て無料で見られるとても貴重な場所です。

ワット・パクナムの魅力とは?

バンコク市内から少し離れたトンブリー地区という場所にも関わらず、ワット・パクナムは観光客の間で密かなブームとなっていますが、その人気の理由は大仏塔最上階(5階)に奉安されたエメラルドグリーンの仏塔と天井壁画にあります。

このフロアーに一歩足を踏み入れると、神秘的な原色のプラネタリウムのような空間が広がり、部屋中央にライトアップされたエメラルドグリーンに輝くガラスの仏塔と、黄金に輝く太い柱がそびえ立ち、頭上にはドーム状をした天井があり、宇宙と仏陀の生涯を表す仏画が描かれています。

ワット・パクナムフロアー全体が独特の仏教世界観を作り出していますので、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚になると思います。

初めは息を呑むほど美しい原色の空間に圧倒されますが、次第に心が落ち着き、深い安らぎを覚え不思議な気持ちになっていきます。

日本にはない色彩感覚と世界観を垣間見ることが出来る素晴らしい寺院でした。

まだ知らないタイの魅力に触れてみよう!

いかがでしたか?

バンコクの寺院観光といえば「ワット・プラケオ」と「ワット・ポー」、「 ワット・アルン」などの三大寺院が定番スポットとなりますが、少し足を伸ばして、ワット・パクナムを観光されると、まだ知らないタイの魅力に触れる事が出来ると思います。

日本にはない独特のセンスで建てられた寺院ワット・パクナムは、きっと訪れる人に驚きと感動を与えてくれることでしょう。

  • 住所:Soi Pak Nam, Thoet Thai Road | Pak Khlong Phasi Charoen, Phasi Charoen, Bangkok 10160, Thailand
  • アクセス
    • BTSタラートプルー駅からタクシーで10分。
    • BTSタラートプルー駅2番出口前に10~15分おきにくる赤いソンテオ(乗り合いトラック)で約10分(料金7B)※行き先を必ず確認してから乗車して下さい。
    • BTSウッターカート駅からタクシーで10分
  • 営業時間:8時~18時
  • 拝観料:無料

便利なオプショナルツアー

短い日程で観光スポットを満喫するには、以下の様なオプショナルツアーを利用すると、沢山まわれて移動も楽ですね。

フォトジェニック 旧市街が眺望できる黄金の丘

フォトジェニックバンコク

タイのフォトジェニックスポットツアー [午後発]

一日丸ごとタイのフォトジェニックめぐりツアー [全日]

ワット・パクナムには日本別院があります。

ワット・パクナムまた、千葉県に(住所:千葉県香取郡大栄町中野294-1)ワットパクナム日本別院もありまして、日本に住むタイの人達の為の信仰の場所ともなっています。

年間の行事は、バンコクにあるワット・パクナムと同様年4回の仏陀行事以外にタイ正月の行事(ソンクラーン)やタイのワット・パクナムから僧正が来日しての僧衣贈呈式(トーカテイン)など14の行事があるそうです。

私は日本分院も実際に訪れた事がありますが、千葉県郊外の畑の中に突如、色彩豊かなタイの寺院が見えて来て、周辺を歩いているのもタイの人達ばかりですので、タイさながらの状況に驚いてしまいました。

バンコクのワット・パクナムとは建築様式や壁画の様子は全く違いますが、ヤック(鬼)が入口を守り、青い屋根に赤と金を基調とした本堂の建物を見て、タイでお参りをしているような感覚になりました。

元が学校だった場所を活用していますので全体的に小さめな作りですが、この場所はタイの寺院そのものでした。

観光地ではない祈りの場ですので、イベントが行われていない時はタイ語での法要を聴くのみとなりますが、イベントの時は食べ物のお店が並びますので楽しめると思います。

帰国後もタイを感じたい人は、イベントの時に訪れてみてください。

一番近いバス停でも約4km離れているため、アクセスは車が便利です。

あわせて読みたい

  • タイの寺院へ行く際の注意点と参拝方法

  • ルーシーダットン – ワットポーで朝のルーシーダットン体験はいかが?

  • おすすめの「アユタヤ観光」ツアー

  • バンコクツアー会社のおすすめ「クーポン」

  • BTSサラデーン駅、MRTシーロム駅、MRTルンピニー駅(シーロム地区)

  • タイの乗り物ガイド トゥクトゥク・モーターサイ・ソンテウ