バンコクの人達の通勤、通学の足となっているBTS(高架鉄道)、MRT(地下鉄)、ARL(エアポート・レール・リンク)などの電車は、深刻な交通渋滞が起こるバンコクでは、渋滞知らずの便利な乗り物です。
毎日、外国人観光客も含め、多くの人達が利用している電車ですが、 駅構内、車内は、「飲食禁止」や、いくつかの禁止事項がある為、常に清潔に保たれています。
今回は、利用する上で知っておきたい、各電車の駅構内、車内で禁止されている事項をご紹介したいと思います。
目次
BTS(高架鉄道)で禁止されている事項
BTS(高架鉄道)で禁止されている行為は、以下のようなものがあります。
- 物を売り歩く行商行為
- 動物を連れてくる事
- 火気の持ち込み
- ゴミのポイ捨て
- 喫煙
- 飲食
ここで目を引くのは、車内での「行商行為」 です。
タイでは、人が集まる場所や、道路沿いに個人で店を開いたり、地方行きの国鉄などでは、お弁当や飲み物を売りに来る人がいますので、しっかり禁止事項として一番先に書かれています。
また、「飲食禁止」などは、暑い国ですが、日本より厳しく、改札口を過ぎた所で、飲み物を飲もうとした人が、警備員に注意されているのを見た事があります。
他にも、外国人観光客がホームで、カバンの中からパンを出して、食べようとした所、警備員がすぐに警笛を鳴らし駆けつけ「No food」と厳しい口調で注意していました。
禁止事項を守らない人の方が稀で、BTS構内では、英語表記やイラストで分かりやすく案内されていますので、皆それを見て、ルールを守るようにしています。
駅の構内や車内が常に清潔に保たれているのは、「飲食禁止」がしっかりと守られているからだと思います。
MRT(地下鉄)での禁止事項
MRT(地下鉄) では BTSの禁止事項に加え、以下のようなものがあります。
- たくさんの荷物の持ち込み
- ドリアンの持ち込み
- 風船の持ち込み
- 座り込み
- 写真とビデオ撮影
タイの人達が大好きなドリアンも、強い臭いが出ますので、持ち込み禁止になっています。
嗅げばドリアンだと、すぐに分かる香りですが、 駅構内、車内への持ち込みは、やはり問題がありますね。
また、イベントの多いバンコクでは、お祭りの時に風船が売られていますので、風船を手にする子供の姿をよく見かけます。
BTSでは、普通に持ち込まれている風船も、こちらのMRTでは、禁止されていますので注意が必要です。
ARL(エアポート・レール・リンク) での禁止事項
ARL(エアポート・レール・リンク) での禁止事項はBTSの禁止事項に加え、以下のようなものがあります。
- 自転車の持ち込み
- ドリアンの持ち込み
- 風船の持ち込み
- サーフボードの持ち込み
- 騒音の出るもの持ち込み
- 武器持ち込み
- 台車の持ち込み
ARLでは、禁止されている自転車ですが、地方行きの国鉄だと、持ち込みOKとなっていて、ロードバイクを車内に持ち込んだ、10名近くの団体を見た事があります。
しかし、空港から市内をつなぐ、こちらの路線では、車内も混み合いますし、車内を清潔に保つ為にも、しっかり持ち込み禁止になっています。
タイの電車は日本の電車には無い禁止事項が多い
いかがでしたか?
タイの電車は、日本の電車には無い、禁止事項がいくつかあります。
それぞれ、英語とイラストで示されていますので、とても分かりやすくなっています。
タイならではの「ドリアン持ち込み禁止」は想像が付きますが、「風船」や「サーフボード」までは考えられませんでした。
駅構内にこの禁止事項が書かれたパネルが設置されていますので、皆さんも電車利用時に確認してみて下さい!
禁止事項が書かれたもののはずですが、イラストもセンスがあり、どこかソフトな印象を受けます。