ヤオワラート周辺の紹介 – タイにいながら中国を感じる街「ヤオワラート」

ヤオワラート

チャイナタウンの中心を貫くヤオワラート通りは、金を商う金行が軒を連ね、赤と黄色を基調とした、派手な漢字で書かれた看板が並んでいます。

移民者でありながらタイの政治経済の中枢を担う華僑の原点の街として、現在も活発な商品取引が行われています。

「ヤオワラート」とは?

ヤオワラート周辺の紹介

MRTフアランポーン駅からチャオプラヤー川までの一体が中華系の商店街が密集しているエリアとなり、地元の人たちはこのエリアを「チャイナタウン」ではなく中心となる通りの名を取って「ヤオワラート」と呼んでいます。

香港を思わせる、赤と黄色の漢字で書かれた中国式看板が立ち並び、華僑の独占ビジネスである金そのものや金製アクセサリーを売買する「金行」が軒を連ね、漢方薬を売る薬局、中華食材のフカヒレ、燕の巣を売る乾物屋、中華料理店、雑貨屋などの店があり、1日中、人の流れが絶えません。また夜になるとヤオワラート通りは中華料理、シーフード料理などの屋台がひしめく食の街になります。

このようにバンコク旧市街随一の賑わいを誇る中華街ですが、元は現在よりも西にあり、ラマ1世が対岸のトンブリー地区からバンコクに遷都した際に移動を迫られ、現在の場所に移りまた一から作り上げられた、たくましい街でもあります。

ヤオワラートの街歩き

MRTヤオワラート駅から数分でチャイナタウンの入り口に立つ、大きく派手な中華門が見えてきます。

オデオンサークルと呼ばれるロータリーの中心に1999年に建てられたこの中華門は街のシンボルともなっています。

その右手にあるのが自家100億円の黄金仏を祀った「ワット・トライミット」です。中華街のメインとなる派手なヤオワラート通りを抜けると、バンコク市内から買い出し客が集まる雑貨の問屋街「サンペーン市場」があり、この市場の先にはリトルインディアと呼ばれる印僑が生地を扱う「パフラット市場」、その側には本物の銃を扱う「ブーラパー通り」があります。

その他、中古の機械や工具が売られる「クローントム市場」と生花が売られる「パーク・クローン市場」があり、移民者が商いをするバンコクでは無いようなこのエリアは、専門市場が寄り集まって出来た街だと言えます。

時価100億円の黄金仏像が祀られる
「ワット・トライミット」

ヤオワラート周辺の紹介 ワット・トライミット
ヤオワラート周辺の紹介 ワット・トライミット
ヤオワラート周辺の紹介 ワット・トライミット
ヤオワラート周辺の紹介 ワット・トライミット

タイに黄金の仏像は数多くあり、それらは金箔が貼られたものですが、「ワット・トライミット」の仏像は16Kの本物の金で鋳造された時価100億円の黄金仏です。

スコータイ時代に製造されたと言われていますが、定かではなく高さ3m重さ5.5tの純度60%の黄金仏は境内にある新築のお堂最上階に安置されています。

市内の廃寺から「ワット・トライミット」に移転される直前までこの仏像は全体が漆喰で覆われ朽ちていましたが、1953年にこの場所に移転が決まり、 仏像を移動させようとしましたが、重すぎて吊り下げたクレーンが壊れてしまい、雨の降る中、その日の作業を中断した為、一晩雨ざらしになってしまいました。

翌朝関係者が作業を再開しようと仏像に近づいてみると、前日に降った雨の影響で一部漆喰が剥がれており、中から黄金が姿を現したので、その内部に美しい仏像が隠されていることを知り、皆仰天したそうです。

それからというもの地元中華系の人達や中華系観光客が金運を求め、この寺院に参拝に訪れるようになりました。黄金仏が置かれているお堂の中には中華街の歴史に関する展示もされていまして見ごたえがあります。

  • 住所:Thanon Mittaphap Thai-China, Talat Noi, Samphanthawong, Bangkok 10100
  • アクセス:MRTフアランポーン駅からタクシーで4分、徒歩約10分
  • 営業時間:仏像拝観8:00〜17:00、お堂内の展示見学8:00〜16:30(火~日)
  • 定休日:なし
  • 料金:仏像拝観料40B、お堂内の展示見学100B

中華街の代名詞ともなっている
「ヤオワラート通り」

ヤオワラート周辺の紹介 ヤオワラート通り
ヤオワラート周辺の紹介 ヤオワラート通り
ヤオワラート周辺の紹介 ヤオワラート通り
ヤオワラート周辺の紹介 ヤオワラート通り
ヤオワラート周辺の紹介 ヤオワラート通り
ヤオワラート周辺の紹介 ヤオワラート通り

中華街の中心にあるヤオワラート通りは、1892年に建設された幅20m全長1430mのカーブを描きながら続く大通りです。

道の両側には金を商う金行が並び、特に中華系の人は現金の他に金で財産を蓄える事を好みますので、信用の高いヤオワラートの金行は金を売買する客足が絶えず活気があります。

金行の他に漢方薬を売る薬局、フカヒレや燕の巣など高級食材の店、中華料理店や、夜には中華料理、シーフード料理、タイ料理の有名屋台が並び、グルメな人達が集まって来ます。

バンコクにいながら、赤と黄色の中国式看板のネオンに囲まれ、不思議な気分にさせられる場所です。

ヤオワラート入口 中華門

  • 住所:Khlong Maha Nak, Pom Prap Sattru Phai, Bangkok 10100 
  • アクセス:MRTフアランポーン駅からタクシーで5分、徒歩約10分

タイ在住の日本人も通う雑貨や衣料の問屋街
「サンペン・レーン」

サンペンレーン
サンペンレーン
サンペンレーン
サンペンレーン
サンペンレーン

チャイナタウン界隈の雑貨の店が密集する問屋街です。

通称「サンペン・レーン」タイの人は「サムペーン」と呼びます。

文具やファッションアクセサリー、民芸品が売られており、ここを訪れる客の多くは小売業者です。

商品はダースあるいはキロ単位で販売されていますが、単品買いもOKですので観光客も普通に買い物が出来ます。

サンペン・レーンの路地は幅2.5m程しかありませんので、流れに逆らわず動きます。

大勢の人出で終日大混雑していますが、バイクや飲み物などの移動式屋台も来ますので、すれ違うのも大変な時があります。

観光客向けの品揃えではありませんが、問屋マーケットと呼ばれているだけあり、卸値価格に近く、雑貨を安く仕入れるならこの場所がおすすめです。

暑い中、人も多く体力を奪われやすくなりますので長居は無用です。

  • 住所:Wanit Soi1, Samphantawong, Bangkok
  • アクセス:MRTフアランポーン駅からタクシーで7分
  • 営業時間:6:00〜18:00 17時頃から閉店する店もある
  • 定休日:ショップによる

印僑の服飾生地を売る市場
「パーフラット市場」

パーフラット市場
パーフラット市場
パーフラット市場
パーフラット市場

パフラット通りの印僑が服飾生地を販売する市場です。

この辺り一帯は「リトルインディア」と呼ばれ、ターバンを巻いた男性やサリー姿の女性を見かけます。

ここで生地を買いテイラーに持ち込んで服を仕立てるのが古くからのやり方で、タイ在住の日本人マダム達も「パフラット市場」を訪れて衣服用の生地を買って行くといいます。

色鮮やかな生地やインドの民族風アクセサリーも豊富に売られており、生地の他にインド料理店、インドのお菓子やミルクティーが楽しめる食堂もあります。

  • 住所:Chakphet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok, 10200
  • アクセス:MRTフアランポーン駅からタクシーで10分
  • 営業時間:9:00〜18:00(店によって異なる)
  • 定休日:店によって異なる

バンコク最大の花の卸売り市場
「パーク・クローン市場」

パーククローン市場
パーククローン市場
パーククローン市場
パーククローン市場
パーククローン市場

バンコク最大の生花市場として花の卸売をする「パーク・クローン市場」は深夜でも店がオープンしており、お供え用の花などを買い求める人が多く、夜もかなりの人出があります。

特に朝方の3~4時には国内の花の栽培地から生花が届き、辺りは一面花で覆われます。

運び込まれた生花を商人や小売業者がすぐに買い付け、市場は活気付きます。

バラの花束もここでは100Bしない位の値段で買え、紙でまとめられた花束がぎっしり並んでいますので驚きです。

この市場の側にある橋のたもとでは、夕方から深夜にかけて、安い衣料品屋台が並び、川沿いに建つ「ヨート・ピマーン・リバーウォーク」にはカフェ、ショップが入っていて、この一帯は若者に人気のスポットになっています。

  • 住所:Pak Khlong Market Flower Market, 116 Chakkraphet Rd, Khwaeng Wang Burapha Phirom, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 タイ
  • アクセス:チャオプラヤー・エクスプレス・ボートのパーク・クローン・タラート船着場から徒歩すぐ。MRTフアランポーン駅からタクシーで10分
  • 営業時間:24時間
  • 定休日:なし

まとめ

いかがでしたか?バンコクでありながらバンコクらしくない、不思議な魅力を持つ街ヤオワラートはいつも活気のある、エネルギッシュな街です。

市場巡りはとても楽しく、刺激的で新しい発見もあると思います。

ただ、楽しい街歩きで注意して頂きたいのが、交通とスリです。ヤオワラートは交通量も多く車やバイクの運転も少し荒いので、周りの様子をよく見ながら道路を歩き、道を渡る際も近くの人と歩調を合わせて下さい。

また、混み合う市場の中では荷物から目を離さず、リュックは背負わず、体の前に持ってきたり、ショルダーバッグも必ず手を添えながら行動するなど、無防備な状態は避け、緊張感を持ちながら過ごして下さい。

私の知り合いのタイの人も中華街でリュックを背負っていたら、知らないうちにリュックをナイフで切られ、財布を抜き取られるという被害に遭ってしまいましたので、トラブルに遭わないよう十分に気を付けましょう。

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