タイ各地から選りすぐりの生産物を集めた、高級市場「オートーコー市場」は、「MRTガムペーンペット駅」を出てすぐの場所にあります。
バンコクで有名な「チャトチャック・ウィークエンド・マーケット」と道路を挟んで隣にあるため、一度は訪れたいスポットです。
早朝から新鮮な野菜や果物、肉、魚、干物が売られ、更に惣菜屋台やフードコートも入った、タイの食材が一同に揃った市場です。
今回、「オートーコー市場」ではどのようなものが売られているか、各種売り場ごとにご紹介していきたいと思います。
目次
「オートーコー市場」 とは?
「オートーコー市場」は、タイの農業協同組合(オートーコー)による市場であり、タイ国内各地から新鮮で質の良い食材を集め、提供しようとできた市場です。
そのため、こちらの食材は、品質と鮮度ともに高級であるという評価がされており、新鮮な食材を求めて地元の人達や、富裕層、お遣いに来たメイドさんが買い物しに来ます。
そして、この市場は、「清潔で明るく、タイ特有の珍しい野菜や果物、海産物、菓子、調理済み食品などの買い物が楽しめる」という理由から、2017年にCNN Goの「生鮮市場の世界トップ10」で4位に選ばれました。(ちなみに日本の築地市場は2位。)
「オートーコー市場」は、バンコク市内にある他の市場と比べてアクセスが良く、「MRTガムペーンペット駅」の3番出口を出てすぐ、右側にあります。
さらに「オートーコー市場」の反対側にある、土日限定で開催される「チャトチャック・ウィークエンド・マーケット」からも、地下鉄構内を通り約3分ですので、そちらに行き帰りの際、気軽に立ち寄ることが出来ます。
「オートーコー市場」には、惣菜屋台やフードコートがありますので、食事を取ったり、新鮮なフルーツを食べに行くのも良いですね。
「オートーコー市場」各種売り場ごとの紹介
「果物」ゾーン
「フルーツ天国タイ」の色鮮やかなフルーツが一同に揃った圧巻のゾーンです。
日本ではあまり見かけないフルーツや、高級果物店にしか置かれていないようなフルーツが、きれいに並べられています。
色形はまさに高級スーパーなどで販売している品質のもので、購入は1個2個ではなく、㎏ですから、日本の感覚とは違います。
マンゴスチンやマンゴー、ドリアン、パパイヤ、ライチ、リンゴ、ザボンなどが上品にディスプレイされています。
中でもフルーツの王様「ドリアン」はいくつかの店で売られており、見た事の無い大きなサイズのものがありますので、必見です。
また、色とりどりの美しいカットフルーツの販売もされており、その場で食べられます。
「野菜」ゾーン
「野菜」ゾーンも、日本のスーパーとはまた違った野菜がたくさん並んでいますので、要チェックです。
ズッキーニや青パパイヤ、巨大カボチャに、「グリーンカレー」に使われる、丸い小さなナス、唐辛子、ハーブなどが売られていまいた。
タイ料理では多くの野菜が使用されており、香辛料やハーブ類なども数十種類という多さです。
中華系タイ料理では、白菜、キャベツ、大根などが使われていますが、タイの伝統的な料理では、日本ではあまり馴染みのない野菜や、スパイス、ハーブが使用されています。
野菜は主に山が多いタイ北部で栽培され、バンコク市内に運ばれています。
「オートーコー市場」には選りすぐりの色、形の良い野菜が揃っていますので、朝早くから多くの買い物客が買い物に来ていました。
「鮮魚精肉」ゾーン
豚肉や鶏肉をその場で量り売りしている「精肉」ゾーンと、「鮮魚」ゾーンは隣合わせにあります。
「鮮魚」ゾーンには、種類も大きさも様々な魚介類がずらりと並んでおり、タイ料理に欠かせない、エビやカニが豪快に売られていてました。
魚を買うと、その場で店の人がさばいてくれます。
丁度、大きな魚を買った買い物客がいて、華麗な迫力満点の包丁さばきが見れました。
「乾物」ゾーン
「乾物」ゾーンには、魚を中心とした干物や、エビ、タイのお米が山積みになって並んでいます。
タイで干物は油で揚げて食べるか、ものによっては火で炙って食べるのが一般的です。
唐辛子やニンニクも大量に売られ、その他、タイの調味料やタイ料理のペーストの店などもあります。
中には味見をさせてくれる店もありました。
「お惣菜」ゾーン
「お惣菜」ゾーンは、ガイヤーン(鶏肉の炭火焼)やタイカレーやスープ、野菜炒め、その他、様々な種類のお惣菜が並んでいます。
出来上がっている料理を買いますので、観光客でも指さし注文で済み、その場で食べる事が出来ます。
せっかくですから、お店の人におすすめメニューを聞いて、チャレンジしてみるのも良いですね。
「お菓子」ゾーン
「果物」ゾーンと「お惣菜」ゾーンの近くにある「お菓子」ゾーンには、色とりどりのタイの伝統菓子などが並んでいます。
見た目が美しいお菓子は、贈答用や行事やお祝いがある際、食卓に並ぶそうです。
ココナッツミルクを使ったお菓子、タピオカを固めた、もちもちした食感のお菓子、アヒルの黄身と砂糖、シロップを固めたお菓子など、多様なタイのお菓子を見る事が出来ます。
「フードコート」ゾーン
「オートーコー市場」にも年中無休のフードコートがあり、いつも昼時は混み合っています。
「オートーコー市場」の食材を使ったフードコートは人気が高く、グルメな人達が美味しい食材と、料理を求めて集まるからです。
席も多く回転が速いので、混んでいても座れます。私は「チャトチャック・ウィークエンド・マーケット」に行く際に利用していました。
「オートーコー市場」でタイの食材をチェック
いかがでしたか?
「オートーコー市場」は、アクセスも良く、「チャトチャック・ウィークエンド・マーケット」を訪れた際に、お立ち寄り頂きたいスポットです。
タイの新鮮な食材や、美味しいタイ料理が食べられる、大変魅力的な市場ですので、是非、一度覗いてみて下さい。
- 住所:101 Kamphaengphet Rd, Chatuchak, Bangkok 10900
- アクセス:地下鉄ガムペーンペット駅下車、3番出口徒歩約1分
- 営業時間:6時から20時まで
- 定休日:なし