毎朝、ワットポーで行われているルーシーダットン。
聞きなれない言葉かもしれませんが、整体を目的に行うタイ式ヨガです。
ワットポーの拝観料を払えば誰でも参加が可能です。旅の思い出に、こんな体験も楽しいですね。
目次
ワットポーでルーシーダットン体験
ルーシーダットンとはタイ式ヨガ、「仙人体操」と言われ、同じ姿勢を続ける修行僧が、凝り固まった体をほぐす為に行った自己整体運動の事です。
タイ語で「ルーシー」は仙人・修行者「ダッ」は曲がったものを元に戻すといった意味で「トン」は自己を意味します。
よって「ダットン」とは体を正しい状態に戻すという意味でです。
タイマッサージで世界最古の学校と言われるワットポー内で毎朝行われていますので、現地の人たちに混じって行えば、よりエネルギーを感じられることでしょう。
いつ行われているの?
ワット・ポーマッサージ場前に集合します。
集合時間は7時半、毎朝8時から8時半まで行なわれていて、お寺の入場料100Bを払えば誰でも参加が可能です。※雨天時は中止。
集合時間は決まっているのですが、ギリギリでも、途中からの参加でもOKです。
30分間で10個以上のポーズを教えてもらえます。
参加者は周辺住民とワット・ポーマッサージに務めるマッサージ師が多いようです。
観光客も増えているようで、私が参加した時は日本人観光客が5人いました。
ヨガのポーズをとるので、服装は動きやすい方が良いです。
スカートを穿いてきた場合には、上から穿けるパンツを貸してくれます。
ルーシーダットンの特徴は?
呼吸を意識し、鼻からゆっくり5秒かけて息を吸いながらポーズを取り、そのピークで呼吸を3秒間キープして、最後に口からゆっくり5秒かけて吐きリラックスさせていきます。
ポーズの多くは体を伸ばすストレッチの要素が強く、初心者でも見よう見まねで出来ます。
はじめは首、腕、腰の上半身中心のストレッチを行い、後半は下半身中心のストレッチに移ります。
上半身の時は楽々でしたが、下半身は進むにつれ、片足立ちのポーズが多くなって、バランス感覚と体幹を鍛えていないと、足元がふらついてポーズを取るのがかなり難しくなります。
元々、自己整体の為に作られていたものですので、高度な柔軟性やバランス力、筋力などは要求されないと言われているルーシーダットンですが、実際行ってみると簡単なポーズでもじんわりと汗を掻き、片足立ちのポーズなどは、その状態を保っている最中に汗が噴き出してきます。
全体的に静かな動きですが、聞いていた以上に体の曲げ伸ばしとバランスが要求されました。
指先や顔の向きなど細かい所まで意識を向け、これを続けていたら年を取ってもしっかりとした筋力がついていて、健康体でいられそうな気がしました。
なるべく動きやすい服装で参加しましょう。
その効果は?
筋力アップや柔軟性の向上、代謝アップによるダイエット効果、そして精神安定や心の癒しなど、様々な効果があると言われています。
30分程度の、動きとしては軽い運動ですが、かなり汗が出ます。
汗っかきの方は、着替えを用意した方が良いかもしれません。
終了後には参加者全員にお茶を振舞ってくれます。
終わった後は朝観光を楽しむ
30分の運動を終えたら、すっきりとした体でワットポーを含め、その周辺の観光エリアを散策するのも良いでしょう。
マッサージ所で、本家のマッサージを受けるのも良いかもしれません。
旅先としては朝が早くなりますので、ワットポーも空いていて、なんだか得した気分が味わえます。
ルーシーダットン体験に便利なオプショナルツアー
バンコク市内からワットポーまでの送迎とルーシーダットン体験、周辺観光がセットの、オプショナルツアーもあります。
移動の足が心配な方は、こちらを利用すると便利です。