デパートやショッピングモールでの買い物も楽しいですが、ローカルな市場はタイの人達とコミュニケーションを取り、現地の様子を知るのに良い場所です。
店員との会話を楽しんだり、値段交渉をしたりと、普段とは違った体験が出来ると思います。
バンコクにはたくさんの市場があり、それぞれ違う特徴がありますので、ローカルな雰囲気が感じられる人気市場をご紹介いたします。
目次
プラトゥーナム市場 – 格安ファッションアイテムが揃う有名市場
プラトゥーナームとは「水門」の意味です。プラトゥーが「門」ナームが「水」。
近くに流れるセンセープ運河の水門があったことからこの一帯はそう呼ばれています。
ペップリー通りからインドラリージェントホテルにかけてのエリアに多数の衣料品ショップが集まっており、近くには高層ビルバイヨック2ビルという地上85階建てのバンコクで最も高いビルが建っています。
路地に入ると並んでいる店の多さに圧倒されますが、さらにアーケードの下にも店があり、週末は通り抜けできないほどの人出になります。
日本からも多くの人が買い付けに来る卸売市場でもあり、狭い通路は通るのもやっとですが、揚げ物のお菓子を揚げていたり、移動式フルーツ屋台や飲み物屋台が買い物客と一緒に移動していますので驚きます。
プラトゥナー厶はファッション系一色で値段も安く、まとめ買いすれば更に安くなりますので、地元の人や観光客に人気です。
ネットで見たことのある中国製のカーディガンなども150Bで売られており、他の市場で見かけた150Bで売られていたTシャツもこちらでは90Bで売られていました。
プラトゥーナム市場はアクセスはやや不便で混雑しているため、人混みの中での買い物は大変ですが、値段もはじめから提示されており、安い衣料品がたくさん並んでいますので、一見の価値がある市場です。
- 住所:869/15 Ratchaprarop Rd, Khwaeng Thanon Phaya Thai, Khet Ratchathewi Bangkok 10400
- アクセス:BTSチットロム駅より徒歩 約20分
- 営業時間:10:00~21:00
- 定休日:店による
サンペン・レーン – タイ在住の日本人も通う雑貨や衣料の問屋街
チャイナタウン界隈の雑貨の店が密集する問屋街、通称「サンペン・レーン」タイの人は「サムペーン」と呼びます。
文具やファッションアクセサリー、民芸品が売られており、ここを訪れる客の多くは小売業者です。
商品はダースあるいはキロ単位で販売されていますが、単品買いもOKですので観光客も普通に買い物が出来ます。
サンペン・レーンの路地は幅2.5m程しかありませんので、流れに逆らわず動きます。
大勢の人出で終日大混雑していますが、バイクや飲み物などの移動式屋台も来ますので、すれ違うのも大変な時があります。
観光客向けの品揃えではありませんが、問屋マーケットと呼ばれているだけあり、卸値価格に近く、雑貨を安く仕入れるならこの場所がおすすめです。
暑い中、人も多く体力を奪われやすくなりますので長居は無用です。
- 住所:Wanit Soi1, Samphantawong, Bangkok
- アクセス:MRTフアランポーン駅からタクシーで7分程度
- 営業時間:6:00~18:00 17時頃から閉店する店もある
- 定休日:ショップによる
パーフラット市場 – 印僑の服飾生地を売る市場
パフラット通りの印僑が服飾生地を販売する市場です。
この辺り一帯は「リトルインディア」と呼ばれ、ターバンを巻いた男性やサリー姿の女性を見かけます。
ここで生地を買いテイラーに持ち込んで服を仕立てるのが古くからのやり方で、タイ在住の日本人マダム達も「パフラット市場」を訪れて衣服用の生地を買って行くといいます。
色鮮やかな生地やインドの民族風アクセサリーも豊富に売られており、生地の他にインド料理店、インドのお菓子やミルクティーが楽しめる食堂もあります。
- 住所:Chakphet Rd, Wang Burapha Phirom, Phra Nakhon, Bangkok, 10200
- アクセス:MRTフアランポーン駅からタクシーで10分程度
- 営業時間:9:00~18:00(店によって異なる)
- 定休日:店によって異なる
ラライサップ市場(OL市場) – ファッションやコスメ、おやつの市場
シーロム通りからバンコク銀行の脇を入った細い通りと路地にお昼前後、限定で現れるファッション雑貨と食べ物が売られる市場です。
「財産が溶ける」という名前を持ち、周辺で働くOLに大人気の市場で、女性向けのファッションや雑貨、食べ物が売られており、会社が昼休みになる12時前後が一番混み合い大盛況です。
たくさんのOL達が流行りのデザインの洋服を選びながら楽しそうにしていました。
- 住所: Silom Rd.Soi Silom 5 Bangkok Thailand
- アクセス:BTSチョンノンスィー駅徒歩 約3分
- 営業時間:10:00~16:00
- 定休日:土曜日、日曜日
タラートロットファイラチャダー – タイの若者に人気のナイトマーケット
2015年1月にオープンしたタイの若者に人気のナイトマーケットで雑貨、フード屋台、パブの3つのエリアに分かれているのが特徴です。
17時から翌1時まで営業し、若者に人気の商業施設「エスプラネード」の真裏にある市場ですので、とても流行っており、約1000軒ある屋台のテントがカラフルでインスタ映えすると話題になっています。
品揃えはチャトチャック・ウィークエンドマーケットなどで売られているものとほぼ同じような衣料品、ハンドメイドのアクセサリーなどがありました。
こちらの市場は飲食店が充実しており、タイ料理だけでなく、海鮮BBQの店、日本のラーメン店もあり、パブがあるエリアはオープンエアーの店が多く満席に近いほど混んでいました。
このマーケットは夜遅くなればなるほどお客が増えて賑やかになっていきます。
- 住所:322/289 Soi Yu Charoen | Din Daeng, Din Daeng, Bangkok
- アクセス:MRTタイカルチュラルセンター駅より徒歩 約5分
- 営業時間:17:00~翌01:00
- 定休日:月曜日
JJグリーン ナイトマーケット – チャトチャック公園の側で開かれるナイトマーケット
2012年からスタートしたチャトチャック公園近くで木曜から日曜に限定開催されるナイトマーケットです。
雑貨屋台とパブ、レストラン、フードコートにエリアが別れており、店舗数は約800店あります。
エアコンの効いた店舗型の店では流行のファッションアイテムが売られており、出店のような簡易な店では服や靴などがチャトチャック・ウィークエンドマーケットより安く売られています。
20時頃から急に混みだし、行き交うのも大変なほどの人出になります。野外ライブも行われ、タイ料理の屋台も並びいい匂いがしていました。
活気がありバンコクの若者がこぞって訪れる大人気の夜遊びスポットになっています。
※チャトチャック公園の中をショートカットすると5分でJJグリーンマーケットに着きますが21時を過ぎると公園が閉まってしまう為、近道が出来ず、チャトチャック公園の外側を歩く事になりますので駅まで徒歩15分かかります。
- 住所:Kamphaeng Phet 3 Road | Chatuchak, Bangkok 10900, Thailand
- アクセス:BTSモーチット駅、MRTチャトチャックパーク駅から徒歩 約5分
- 営業時間:18:00~翌1:30(店による)
- 定休日:月曜~水曜日
パッポン・ナイトマーケット – 有名歓楽街のマーケット
昼間は何もない通りに夕方から設営され、18時頃から営業が始まる観光客向けのナイトマーケットです。
サラデーン駅近くの歓楽街パッポンにあり、客の多くが観光客の為、店員の言い値も高めですが、値切りの交渉もしやすい雰囲気です。
衣料品や雑貨、民芸品の他、ブランドのコピー商品が売られています。
通りの両側には数件のバーが営業をしていて妖しい雰囲気があります。
- 住所:Patpong 1 Rd, Bangrak, Bangkok 10500
- アクセス:BTSサラデーン駅徒歩5分
- 営業時間:18:00~翌1:00
- 定休日:無休
タラート・ネオン
パラディウム・ワールド・ショッピングモールの横の空き地に水曜から日曜のみ開催される2016年末オープンのナイトマーケットです。
チャトチャック・ウィークエンドマーケットで売られている衣料品や民芸品などと同じものが並んでいますが、価格は少し高めです。
夜でも明るく、人も多すぎずちょうどいい感じですので、夜風にあたりながら楽しく買い物が出来ます。
観光客よりも地元の人が多い印象でした。
- 住所: 1087 New Petchaburi Rd, Khwaeng Makkasan, Khet Ratchathewi, Krung Thep Maha Nakhon 10400
- アクセス:BTSチットロム駅から徒歩 約15分
- 営業時間:16:00~24:00
- 定休日:月曜日、火曜日
まとめ
いかがでしたか?
市場によって特徴が違い、日中のマーケットはプロのバイヤーが訪れたりと、熱気のある場所もありますが、ナイトマーケットはお祭り気分が味わえ、深夜まで営業していますのでゆったりと買い物を楽しめます。
日中は暑くなる前の早めの時間に訪れ、ナイトマーケットだと活気が出てくる20時頃に訪れるのがおすすめです。