フルーツカービングは、宮廷料理に華を添えるタイで受け継がれた伝統の飾り付けです。
目次
フルーツカービングとは?
食事のテーブルを盛り上げてくれる、もうひとつの主役がフルーツカービングです。
味だけでなく目をも楽しませてくれる宮廷料理。
フルーツカービングはそんな宮廷料理の豪華さを更に引き立たせる、伝統の飾り付けとされ、野菜や果物を細いナイフで彫刻したもののことをいいます。
スイカに薔薇の花が、メロンにハスの花が彫刻される!
長細いナイフの先から生み出されるフルーツの芸術作品、カービングは宮廷料理の飾り付けには欠かせない存在です。
スイカやメロン、パイナップル、オレンジ、パパイヤなど皮が厚めで加工しやすいフルーツがカービングに使われます。
カービングの歴史は古く、およそ13世紀のスコータイ王朝の頃に宮廷料理人たちの間で始まったと言われています。
彫る対象は唐辛子からスイカまで何でも可能ですが、やはり色鮮やかなフルーツがカービングの花形です。
ちなみに、もったいない気もしますが、完成品は食べずに鑑賞するのみとされます。
これはフルーツ大国タイでの常識とされ、タイでは小学校の家庭科で男女ともカービングの授業があるくらい大事な伝統芸となっています。
応用で石鹸に彫刻して贈答品としても使われています。
ITDA(タイ文化交流センター)でフルーツカービングを体験
バンコク旅行中にフルーツカービングを習いたい人は、HISオプショナルツアーに、ITDA(タイ文化交流センター)で開催される「タイ伝統文化体験レッスン」があります。
カービング、タイ舞踊、民族衣装の着付けが習え、日本にも分校を持つ教室です。
入会金を必要としない旅行者用の1日体験コースは、タイ旅行の記念にもぴったり!日本人の生徒も多く、タイ語が分からなくても参加しやすい雰囲気で人気の教室のようです。
- 月~土 9:00~18:00 (祝日)
*予約は2日前(日曜を含む場合は3日前)までの受付 - 料金
- カービングクラス:2時間 780B
ナイフを使ったフルーツやソープの伝統的な彫刻レッスン - タイ舞踊レッスン:2時間 1,450B
レッスン、ヘアメーク、着付け、写真撮影&プレゼント、確認証付き - 民族衣装体験:1時間 1,200B
ヘアメーク、着付け、写真撮影&プレゼント
- カービングクラス:2時間 780B
- ITDA(タイ文化交流センター)アクセス:BTSプロンポン駅から徒歩で約12分
※ツアーについては、内容が変更になる事がありますので、ご希望の方は旅行前に主催会社に確認することをお勧めします。
本格的に学びたい人は
ITDA(タイ文化交流センター)は、入門から初級、中級、上級コースがあり、日本語で書かれた教科書を使って基礎から学び、レッスンはコースごとに各48回あるそうです。
コース終了後、研修を受ければ認定講師の資格も発行され、日本で講師として教えることも可能とHPに書かれていました。
また、東京の水道橋に分校があり、帰国後も続けて学ぶことができるようです。(こちらにも1日体験コースがあります)